BLOG
お知らせ

いでぼく(牛乳)さんの視察

いでぼく(牛乳)さんの視察

プリン研究所の北村です。

こんにちは。

 

美味しい牛乳を探していろいろ試させていただいたのですが、いでぼくさんの牛乳を使わせていただくことになりました。

こちらの牧場では乳牛では一般的なホルスタインと、濃い牛乳で有名なジャージー牛、そして日本ではあまり有名ではないですが、チーズに適していると言われているうまみの強いブラウンスイス牛という3種類を飼っています。

DSCF1093

ホルスタイン

 

DSCF1098

ブラウンスイス牛

 

DSCF1103

ジャージー牛

 

先入観で牛舎って臭いというイメージありませんか?

ここの牛舎はほとんど匂いがありません。

すごく衛生的に管理されています。

 

不潔な環境だと乳の中にも菌が入ってしまうそうです。

ここの牛乳は菌検査をしても無殺菌で飲んでも大丈夫なくらいの菌量しかありません。

殺菌しないと出荷できないですが、それほど安全な牛乳をこだわって作っている牧場です。

 

殺菌するので、乳の中に菌が入っても問題ないと思う方もいるかもれませんが、殺菌されても菌が毒素を出すそうで、それが多すぎると無菌状態でも食中毒になるそうです。

要するに菌が少なければ少ないほど安全な牛乳ということですね。

 

牛乳は75℃で15分という高温保持殺菌と言われている殺菌方法をとられています。

低温殺菌牛乳というのは聞いたことがあると思いますが、それは63℃で30分という殺菌方法です。

低温殺菌のほうがいいというイメージがあるかとは思います。

ただ、低温殺菌は30分も温度を上げたまま保持するので、どうしても乳の風味が損なわれます。

しかし、高温保持殺菌では風味がそのまま残り、美味しいというわけです。

 

ほかにも高温短時間殺菌という72℃で15秒という殺菌方法もあるのですが、こちらは確かに乳の風味が一番残るのですが、殺菌しきれない悪い菌が残ってしまうことがあるそうです。

一番安全で一番おいしい牛乳を作るための殺菌方法なわけです。

 

しかも、この殺菌方法だと、いい菌は残っているので日を追うごとに牛乳が甘くなっていきます。

搾乳後、9日目が甘さのピークだそうです。

賞味期限が1週間後に設定されているのに甘さのピークは9日だというのは面白いですね。

 

さらに、エサにもこだわっていて普通はは安い穀物を食べさせるのですが、穀物を減らして、繊維の多いエサを多く与えています。

これは穀物の約3倍の値段ですが、これを多く摂らせることで、血液がサラサラになり、美味しい牛乳が出るそうです。

牛乳は血液から出来ているので、血液がきれいだと美味しい牛乳ができるわけですね。

 

このこだわりの牛乳ですが、どの品種の牛乳を使おうか悩みました。

どれも美味しいんです。

 

ホルスタインは甘みが強く、ジャージーは乳脂肪が高いため、コクがあります。

ブラウンスイスはさらっとしているのにコクがあります。

 

私が思うに一番プリンに会うのはブラウンスイス牛乳でした。

ただ、この牛乳は乳量が少なく、夏場は出せないそうです。

 

それは困るので、別のものにしようと悩んでいました。

 

ただ、これがよかったのか、とても貴重な情報を教えていただきました。

 

海老名のサービスエリアにある、いでぼく直営のソフトクリーム屋さんがあるのですが、半端ない数を売っていらっしゃいます。

隣にあったサーティーワンが撤退せざるを得なくなった、売れに売れまくったソフトクリーム屋さんです。

なんとそこのソフトクリームの秘密を教えてくれたのです。

 

これは詳しく言えませんが、ソフトクリームもプリンも材料は同じです。

要するに間違いなくおいしくなるに決まっている秘密なわけです。

 

まだ、試してはいませんが、早く試したくてうずうずしています。

これが美味しければ(間違いなく美味しいとは思いますが・・・)この牛乳を使ってプリンを販売していきたいと思います。

 

期待しててくださいね!!