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ロイヤルミルクティープリンの茶葉選び

ロイヤルミルクティープリンの茶葉選び

プリン研究所の北村です。

こんにちは。

 

ロイヤルミルクティーと聞いてまず思い浮かぶ茶葉はアッサムではないでしょうか。

一番ミルクティーに向くと言われている紅茶です。

 

ただ、これ以外にも美味しいものはあります。

 

ケーキ屋さんの紅茶プリンで多いのがアールグレイです。

私も修業時代に作っていました。

 

以前働いていたカフェではアイリッシュモルトという、フレーバーティーでロイヤルミルクティーを作っていました。

インド料理屋さんなどでは、スパイスの効いたチャイなどもありますね。

 

いろいろな茶葉を試したかったので、ロンネフェルトさんに協力を頂き、おススメの茶葉で試してみました。

 

試したのは、

 

・アイリッシュモルト……ロンネフェルトを代表する、ミルクティーのために作られたカカオフレーバーの紅茶です。

・ブラックトフィー……キャラメルのような風味のするフレーバーティーです。

・アッサム……世界3大紅茶で、ミルクティーの代表と言われている茶葉です。

・マサラチャイ……スパイスを混ぜたインドを代表するミルクティーです。

 

ミルクティーは通常先にお湯で煮出してから牛乳を入れるほうが紅茶の成分がきちんと出るのでいいと言われています。

ただ、プリンの場合は水を入れるとプリンが離水してしまうので牛乳で出す必要があります。

牛乳で出すと、牛乳に含まれているカゼインが茶葉の成分を出しにくくする性質があります。

特に紅茶の主成分であるタンニンが出にくいと言われています。

 

しかも、牛乳は70℃を超えると旨み成分がまわりに張り付き、甘みが飛んでしまいます。

さらに、紅茶の成分を出すには100℃じゃないといけません。

 

このような矛盾だらけのものをどうしたら美味しくなるか、いろいろな抽出方法を試して、ロンネフェルトさんに食べていただきました。

 

その試食で、一番お茶の味が出ている抽出方法を選んでいただき、それぞれの茶葉に合わせた抽出方法を開発しました。

 

 

食べた感想ですが、個人的にはアッサムが美味しいですね。

オーソドックスというか、シンプルなものが美味しく感じます。

 

チャイはスパイスがいい感じに効いています。

アイリッシュモルトは私は少し苦手ですが、日本で一番売れている茶葉だそうなので、おいしいと感じる人は多いんではないでしょうか。

ブラックトフィーはほんのりフレーバーが香るアッサムといった感じです。

 

紅茶プリンも今までに食べたことがないものが出来そうです。

また、次回、違う茶葉も頂けるので、また試してみたいと思います。