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賞味期限設定のための菌検査(5日目)

賞味期限設定のための菌検査(5日目)

プリン研究所の北村です。

こんにちは。

 

特殊な製法で作ることによってプリンの賞味期限が2週間程度持つというお話を聞いたので、一度菌検査に出してみることにしました。

 

まだ5日目ですが、一般細菌300未満、大腸菌、ともにクリアしました。

菌検査

さすがにこの日数では当たり前なんですけどね。

一応30日間検査していただく予定になっています。

 

今後も順調に進んでいってくれるとうれしいです。

 

所で、賞味期限と消費期限は違うということを知っていますか?

 

食品の場合だと、賞味期限は「その日までおいしく食べることができますよ。」という日にちです。

消費期限は「その日までに食べないとその後はおなか壊しても知りませんよ。」という日なんです。

 

要するに、「賞味期限はその日を過ぎても美味しくないけど食べることはできますよ。」ということなんです。

これは農林水産省も公表していることなんです。

http://www.maff.go.jp/j/fs/f_label/f_processed/limit.html

 

私のプリンの場合は、早く食べたほうがいいものと、少し時間がたってからのほうがいいものと2種類あります。

 

コーヒーや、紅茶、抹茶などは早く食べていただいた方がいいですね。

上記のものはすべて香りが飛んでしまう性質があるからです。

 

きちんと密閉した瓶に入れているのですがそれでも香りは飛んでしまいます。

何故なんでしょうね?

正直謎です。

 

まあ比べるとですけどね。

 

ノーマルのカスタードプリン(ダチョウなどの卵を使ったものも含む)は逆に少し置いておいた方が美味しく感じることもあります。

 

これは牛乳の性質によるものなのですが、牛乳は、一度も85℃以上になっていない牛乳に関しては日数が経つごとに甘くなってきます。

プリンの加熱は中心温度が82℃程度なので、ギリギリでこの条件を満たしています。

 

市販の牛乳は130℃で殺菌しているので意味はないですが、私が使う牛乳は低温殺菌なのでこれもクリアしています。

プリンが時間を追うごとに、牛乳の甘みが増していくのです。

 

ただ、甘みのピークがあり、それが大体6~8日だと言われているそうです。

搾乳し、殺菌して、その日中に送っていただけるので、こちらに来た時点で1日経っています。

毎日発送がないので最大4日こちらに在庫があると考えて、お客様の元に届くころには、6日~7日経っている計算になります。

 

要するに、商品が届いた時点がベストな状態ということです。

この計算だと、結局置いておくのはよくないことになってしまいますが、もしこちらに届いた牛乳をその日に使ったプリンだとお客様に届いた時点で3日程度しか経っていない場合があります。

その場合だ3日程度おいてから食べたほうがミルクの甘みが感じられると思います。

 

ベストな日にちは、表記するようにしますので、出来ればベストな状態のプリンを食べていただきたいですね。