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天皇杯、農林水産大臣賞を受賞した最高級抹茶プリン | プリン研究所 official blog

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天皇杯、農林水産大臣賞を受賞した最高級抹茶プリン

公開日: : プリン専門店「プリン研究所」

プリン研究所の北村です。

こんにちは。

 

私も全く知らなかったのですが、今までケーキ屋で働いてきて、いろいろな高級といわれる抹茶を使ってきたと思っていました。

以前に私が抹茶のケーキに使っていた最高級の抹茶は1kg、1万円くらいのものでした。

私が今まで働いてきたどのケーキ屋さんよりも高いものです。

 

ただ、非常に申しあげにくいことですが、私は抹茶があまり得意ではありません。

今まで作ってきたケーキも、食べれることは食べれますが、そんなに美味しいとは思っていませんでした。

 

そんな私でも美味しく食べることができる抹茶があるのかと思い、いろいろ調べました。

自分のお店で売るものだから、自分が美味しいと思わないものを売りたくないからです。

 

そして見つけた抹茶の生産者が、寺川大福園さんの抹茶「初昔」と「千代の昔」です。

販売ページはこちらです。

 

値段は販売ページを見ていただければわかると思いますが、かなりお高くなっています。

私が使っていたものの10倍以上ですからね。

 

まあ高いから必ず美味しいというわけではないと思いますが、高ければ美味だろうという期待は高まると思いませんか?

 

ただ、この抹茶を使うことができるがどうかを確認する必要がありました。

まず問い合わせをしようとしたのですが、販売ページにはどこにも問い合わせ先が載っていません。

いろいろなところに電話をして、ようやく連絡を取ることができたのです。

 

しかし、予想外の断られ方をしました。

希少な抹茶なので大量に売ることはできません。と言われるかもしれないというのは予想できました。

 

ただ、実際に言われたのは

「ここの抹茶は飲み物として作っているので、お菓子の材料をお探しでしたらほかのところのものを探してください。抹茶自体が甘いので、お菓子には合わないと思います。」

 

マジか・・・・・・

 

私は、ほかのところの抹茶ならおそらく私自身が美味しいと思えるものができないだろうと思っていたので、どうしても素直に引くわけにはいきませんでした。

 

私は、

「では、私が、そちらの抹茶を使ったプリンを作るので、一度食べていただけませんか。それで認めていただけないようなら諦めます。」

 

正直、賭けでしたね!

それでとりあえず了承いただけました。

 

ここまで言ったのに変なものを用意するわけにはいきません。

 

私はすぐに抹茶を取り寄せました。

そして、まず抹茶を飲んでみました。

 

 

・・・

 

・・・・・・

 

これ、ただの抹茶???

 

そう思うほど、衝撃を受けました。

程よい苦味があり、後口が甘いんです。

今までの抹茶とは全くの別物でした。

 

これなら確実に美味しいものができるはず。

そう思って、試作に取りかかったのですが、お菓子には合わないと言われてたことが少しわかりました。

 

普通の配合だと無理なんです。

ただ、食材の使い方はケーキで散々学んできていたので、すぐにどうすればいいかはわかりました。

 

そして、私は2種類の抹茶プリン完成させました。

抹茶が得意ではない私が、心の底から美味しいと思った抹茶プリンです。

これを食べても、わかっていただけないなら仕方がないと思える、納得のいく出来です。

 

私は配送業者に頼んで、乱暴に扱われたくなかったのと、直接持って行って、そこで説明をして食べていただきたかったので、電話をしその旨を伝えたのですが断られてしまいました。

 

仕方がないので私はA4用紙3枚分の熱い思いを手紙にしてプリンと一緒に送りました。

 

その日から返事があるまでは本当にドキドキでしたね。

基本的にプラス思考の私は「絶対にいけるはず」と思っていました。

ただ、少しくらいは「無理だったらどうしようか」と考えてしまいます。

 

 

そしてついにその電話がきました。

返事は「OK」でした!!

 

 

やった!!!!!!!!

 

 

ただ、素直に喜ぶわけにはいきませんでした。

 

向こうではプリンの試食会&家族会議が行われたようです。

4人中3人は、このプリンなら売ってもいいんじゃないかと思っていただけたようです。

 

ただ、もう一人はプリンが美味しいということは認めていただけていたのですが、やっぱり飲み物として飲んでほしいという想いが強かったようです。

それが電話で応対をしていた方だったのですが、私ははっきりといっていただけてうれしかったです。

 

私がこの抹茶プリンを売ることで、抹茶に興味を持っていただき、お客様にこのプリンで使っている抹茶を飲んでみたいなと思っていただけるような販売ページを作ればいいと思ったのです。

 

私が思うに、抹茶って少し敷居が高いと思いませんか?

日本古来からあるものにも関わらず、飲んだことがない日本人も多いと思います。

そんな飲み物は抹茶以外はないんじゃないでしょうか。

 

私はこのプリンで、その高い敷居に階段を作ることができればいいなと思っています。

 

ただ一つ、難点があります。

このプリンの値段が半端なく高いということです。

 

「このプリンのほうが敷居が高いんじゃないの?」

そう思われても仕方がないくらい高くなると思います。

 

正式に値段が決定したわけではありませんが、おそらく1個2000円以上になる予定です。

申し訳ありません。

 

ただ、お茶の協会や、天皇にも認められた抹茶を安く譲ってもらおうなんて無理な話です。

それだけ手間も時間もかけて作っているんですから。

 

何か特別な日に食べていただけたら幸いです。

 

販売まで、しばらくお待ちください!!

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